ご依頼のきっかけ
今回の現場は、奈良市にある戸建てのご住宅です。
近隣にて工事の際、屋根の色褪せを気にされているとのことでお声掛けくださり、ご縁をいただきました。
分けて行うと2回分足場代が掛かるため、外壁・屋根を一緒に塗装させていただく運びとなりました。
サイディング外壁は色も塗り替えたいとのことで、カラーシミュレーションで何度も打ち合わせを行ってから着工へ。
施工前
劣化したモニエル瓦は、苔がつき、色褪せ、もっと酷くなるとひび割れが起こります。
ただ、厚みも十分あるため、屋根内部の防水機能(ルーフィング等)さえ劣化していなければ、苔や色褪せが起きたからといって危険性はありません。
見た目を美しくお気に入りの色に保つことが、モニエル瓦の主なメンテナンス理由といえるでしょう。
施工前は、アイボリーとレンガ色で暖色の雰囲気。
イメージチェンジを叶え、かつ塗装の耐久性にも優れた施工を追求します。
▷参考記事:築10年で外壁塗装は早い?タイミング別おすすめメンテナンス
施工中
洗浄・屋根瓦ケレン
瓦は20年の経年汚れが付いているため、塗装前にケレン・洗浄作業は入念に行う必要があります。
ケレンは大まかに「研磨」を意味し、専用工具で表面の付着物をそぎ落とします。
汚れが落ちるほか、摩擦で僅かな凹みの凹凸を施すことになるため、塗料の付着が格段に良くなるのです。
屋根塗装
下塗り・上塗りの役割を兼ねる「ハイルーフマイルドシリコン」を使用します。
モニエル瓦は乾式コンクリート瓦に分類されるため、こちらの塗料と相性の良い下地に含まれます。
劣化原因物質の影響を最低限にとどめ、長期間、劣化として表れにくい強みを持ちます。
お色は、今回の塗り替えにぴったりな暗すぎないグレーに。
棟から順に、端から均一に塗り広げていき、1層塗ったら乾燥させます。
乾燥・硬化したら2層目を形成します。
瓦だけでなく板金部まで、雨による摩耗や苔の発生を抑えます。
外壁塗装
下塗り
屋根は、下塗りの機能を兼ね備えた塗料だったため不要でしたが、外壁には下塗りが別途必要です。
これがあることにより「せっかくいい塗料を塗ったのに、もう割れた、剥げてきた・・・?」という残念な結果を防ぎます。
質の低い業者を選んでしまうと、下塗り・もしくは塗り工程を一部省かれることも。
下塗りが行われていないと、どんなに高耐久な塗料でも「接着力」が足りず、剥がれてきて無駄になってしまいます。
▷参考記事:外壁塗装の訪問営業に要注意!悪質業者の手口と断るべき営業トークとは?
上塗りにSK化研の塗料を使用しますので、下塗りも同社製使いで相性を最適に。
上塗り2回
ここから、カラーシミュレーションでお選びいただいたお色になっていきます。
上塗りに使うのは「エスケープレミアムシリコン」です。
今回のご希望のデザインでは、外壁下半分を青みグレー・上半分をホワイトに塗り分けます。
屋根と同じように2回塗り重ねて耐久力を出します。
▷参考記事:外壁塗装・屋根塗装の色選びはカラーシミュレーションの活用を!
付帯部ケレン・塗装
雨樋や窓枠、ひさしなど、付帯部も全体メンテナンスしていきます。
各部ケレンを十分に行ってから塗装し、強い日差し・雨にも負けない耐久力に。
完工
20日間での完工となりました。
完工後の屋根は、外壁のグレーと色調を合わせた絶妙なグレー。
決して重い雰囲気になることなく、軽やかさが出ることで、今時な仕立てになったのではないでしょうか。
洋風でおしゃれなモニエル瓦も映えていますね。
クールな塗り分けが端正なお住まいに変身!
これまでとは趣も異なり、帰るのが楽しみなマイホームに。
イメージ通りとお客様に喜んでいただけたことで、私共としても、ほっと嬉しくなりました。
担当者のコメント
この度は、大昭建装へご依頼くださいまして、誠にありがとうございました。
お家の塗り替えという大きな決断に際しては、やはり皆さまお悩みの末に決定されます。
工事が始まってからも、任せてよかったのだろうかと不安が残るケースもあることと存じております。
大昭建装では、一級塗装技能士・一級鋼端塗装技能士の有資格者が施工にあたらせていただき、後悔のない結果をお約束致します。
気に掛かることは、安心いただけるまでご相談くださいませ!
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